EC2(Elastic Compute Cloud) とは直訳すれば「伸縮自在なコンピュータークラウド」という意味になります。
EC2 を利用すれば、webサービスの規模によって、仮想サーバーを増やしたり減らしたりすることが可能になります。(サーバーの増減は、コマンドラインや管理画面上で簡単に行えます)
上記に加え、インフラ調達にかかる時間を削減できるのもメリットです。
また、スタートアップ時の webサービス は、どの程度トラフィックがあるか想定できない場合が多いです。
最初は最小スペックのサーバー1台で運用しておき、PVの増加や負荷とともに、サーバーのスペックを上げたり、台数を増やすことが可能です。
今回、このシリーズでは EC2 の機能である「Auto Scaling」を使いこなすことを最終目標とします。
Auto Scaling とは、サーバーの負荷に応じて、自動的にサーバーの台数を増減してくれる機能です。
例えば、webサイトがTVで紹介されたりYahooニュースに掲載されて、突然PVが上がったとしても、Auto Scaling が感知して即座にサーバー台数を増やし負荷分散します。また、PVが下がれば、それに応じてサーバー台数を減らします。
状況に応じて柔軟に負荷分散してくれるので、運用面では安心で心強いです。突然のアラートメールに悩まされる日々から開放されるかもしれません。